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訪問看護ステーション開設後90日の営業計画——最初の紹介を最短で獲得する

公開: 2026-09-14 MediChart編集部(合同会社L9)

訪問看護ステーションは、常勤換算2.5人という小さな体制から開設できます。しかし開設した瞬間から、利用者ゼロ・紹介ゼロの状態で固定費だけが出ていきます。最初の90日の営業は、経営の立ち上がり速度をそのまま決めます。

この記事では、開設後90日を30日ごとに区切った営業計画を示します。

0〜30日目——「知られる」ための土台づくり

最初の1か月の目標は、紹介を取ることではなく、対応エリアの紹介元に存在を知られることです。

この時期の営業は断られてもゼロ距離のままではありません。「開設したばかりで空きが十分ある」ことは、この時期にしか使えない強みです。

31〜60日目——接点の2周目と病院営業

2か月目は、1周目の挨拶を「点」から「線」に変えます。

61〜90日目——初回紹介を「2件目」につなげる

3か月目までに最初の紹介が来始めたら、その対応が営業のすべてになります。

  1. 依頼にはその日のうちに回答する——速さ自体が評価される
  2. 受けたら、経過を紹介元に報告する——開始後の様子を簡潔に。この報告が「次も頼める」の根拠になる
  3. 紹介がまだない先にも、実績を情報として届ける——「◯◯のようなケースを受け入れました(守秘義務の範囲で)」は、対応力の証明になる

初回紹介への対応品質は、その紹介元からの2件目・3件目を決めます。1件の紹介を「1件」で終わらせず、関係の起点にすることが90日目の到達点です。

90日計画の全体像

期間 主目標 主な活動
0〜30日 存在を知られる リスト整備・一枚もの・挨拶回り1周目・人脈への開設報告
31〜60日 接点を線にする 空き情報で2周目・病院営業開始・記録の習慣化
61〜90日 初回紹介→2件目 即答・経過報告・実績の情報提供

なお、90日で営業が「終わる」わけではありません。ここで作った接点の管理(最終接点日・次アクション)を回し続けることが、その後の稼働率を支えます。全体の考え方はケアマネ営業の基本にまとめています。

まとめ

  1. 最初の30日は紹介獲得より「知られること」。リスト・一枚もの・挨拶回り
  2. 2か月目は空き情報で2周目の接点を作り、病院営業を始める
  3. 3か月目は初回紹介への即答と経過報告で「2件目」につなげる
  4. 利用者が少ない今こそ営業時間を確保できる唯一の時期。序盤の貯金が後々まで効く

よくある質問

開設前から営業してもいいのですか?

指定日前でもご挨拶や情報提供は可能です(サービス提供はできません)。「◯月に開設予定です」という事前の挨拶は、開設と同時に紹介を受けるための準備として有効です。

最初の紹介はどこから来ることが多いですか?

一般論として、近隣の居宅介護支援事業所と、管理者・スタッフの前職のつながりからが多いといわれます。だからこそ開設直後は居宅への挨拶回りと、これまでの人脈への開設報告を最優先にします。

開設直後は営業と訪問のどちらを優先すべきですか?

利用者が少ない開設直後こそ、スケジュールに営業時間を固定で確保できる唯一の時期です。訪問が増えるほど営業時間は取れなくなるため、序盤に紹介元との関係の土台を作れるかが後々まで効きます。